森山直太朗( Naotaro Moriyama ) 涙歌詞
1.ベランダで虹を見た

作詞:森山直太朗/御徒町凧
作曲:森山直太朗/御徒町凧

カモメが空を飛んでるよ
ヘチマが風に搖れてるよ
どこまで細部になれるだろう

キリンが遠くを見ているよ
麥茶が汗をかいてるよ

日々の振幅が
微睡みの中になり
夢の入り背に
現實が宿る
人は
どこまで細部になれるだろう
胸は感情に支配され
透明が手の甲に遊ぶ
溫かいものと
柔らかいものが
霧の領分で 肯定された

大好きな人と
さよならをする
大好きな風を
遮らないように

チャイムがお晝を告げてるよ
ぼくらは默って立ってるよ
どこまで細部に…

どこまで細部に…


2.ひとりごと

作詞:森山直太朗/御徒町凧
作曲:森山直太朗/御徒町凧

することのない 午後のこと
小雨に垂れる 柳の枝
あなたを想う わたしさえ
濡れるあなたを 知る術もなく

小雨ふり 小雨ふりて
あの町の空 仰ぐばかり
ただ一人 ただ一人を
抱くも抱かぬも ひとりごと
行くも掃るも ひとりごと

することのない 宵のこと
月の光も 欺いた
あれからどれだけ 經ったのと
足りない指に 寄せる微笑み

風が吹き 風が吹きて
戾らぬ日々を さらうばかり
待ちぼうけ 待ちぼうけて
泣くも泣かぬも ひとりごと
行くも掃るも ひとりごと
夢も現も ひとりごと


3.涙

作詞:森山直太朗・御徒町凧
作曲:森山直太朗・御徒町凧

形あるものすべて 色褪せてゆくけれど
あなたの作る笑顔は 今日も新しい

命あるものすべて 滅びゆく運命だと
行方知れずの心 緩く手を握る

生まれて生きるそれだけなのに 季節は肌に柔らかい

こんなにも溢れる涙
涙は何処から来るのでしょう
宇宙の始まるその時に 何かがあったと感じてる

重ね重ねた罪を 彼方へ先送り
儚き夢の後先 今日も振り返る

愛して愛すそれだけなのに 空はこの目に美しい

そこはかと零れる涙
涙は何処へと帰るでしょう
あなたに出逢えたその意味を しょっぱい涙が隠してる

どうしても溢れる涙
涙は何処から来るのでしょう
心の奥の暗闇に 何かがあると信じてる